"3.11"と検索するとヤフーから被災地へ10円寄付される!

 

ヤフー検索で「3.11」と検索するだけで、ヤフーから被災地へ

1人10円の寄付が贈られるという企画。

検索することで3.11に関する記事が出てきて、

震災を思い出すきっかけにもなってるんですよね。

 

実家が福島(といってもほぼ被害なし)ですが、

当時、東京でテレビを観ながら「阪神大震災」を思い出していました。

阪神大震災で被害にあった方、亡くなられた方の経験が活かされている…

日本に阪神大震災がなかったら、あの日、日本人はもっと混乱し

世界からみても「日本人は災害にあっても冷静」とはならなったはず。

日本は阪神大震災で大震災の恐さを知っていた、

(リアルタイムに知っている世代が多かった)ことが大きな経験になっています。

 

東北のテレビでも当時、阪神大震災の状況が毎日テレビで流れていて

小学生の私にも、遠い国の出来事のような…

あまりにも現実離れした光景にショックを受けていました。

水や食べ物は支給されること、テレビカメラが避難所に入り込んで

避難者のストレスに輪をかけていること(なので今回の震災ではテレビカメラが

避難所の生活スペースでインタビューするって場面がなかったように思います)

漏電の恐れがある崩れ掛けの家には近づいてはいけないこと、

車の中で避難する人にはこまめに体操しないと身体を壊すこと、

こういうことまでリアルタイムで見て、地震の恐さを知った世代が今回被害にあった。

阪神大震災で亡くなられた方や遺族の経験は無駄にはならなかった、

不幸中の幸いにも日本が過去に受けた震災の経験で、救われた命がある、

阪神大震災をみてた世代、日本人一人一人が大なり小なり

被害を食い止める知識、経験にしていたと思います。

 

そして今回の東日本大震災の被害を知っている世代がこの経験を活かして

今度は自分が被災にあったとき、今回の被災で亡くなられた方、

被害にあった方の経験を活かしていくことになるんだと思います。

 

阪神大震災当時は、遠い東北の小学校でも大地震を想定した避難訓練

定期的に行われるようになりました。

阪神大震災が起こって初めて学校では、地震がきたら机の下で身を守る、

頭を守るために厚めの本を傘にして避難するってことを指導してくれました。

家でも、地震がおさまったら電信柱の倒れてこない家の前にある田んぼの

ど真ん中に(畑より、ぬかるんだ田んぼの方が地割れが起きないから)

なにも持たず身体ひとつで避難することを家族で決めて約束しました。

 

黙祷では、東日本大震災で亡くなられた方はもちろん

同じ世代に生きて阪神大震災で亡くなられた方に、ご冥福と

これから起こる震災でこの経験が活かされ

救われる命があることに感謝をして手を合わせたいと思います。